棚卸

  <用語>                

  棚卸  

 読み:たなおろし
 別名:
倉庫にて実物の在庫数を数え、帳簿上の在庫数と差がないかを確認する作業の事。

棚卸を行う目的は、大きく分けて2点ある。
1点目は、在庫がきちんと管理されているかの確認を行う事。
在庫品の入出庫情報に記帳ミスがあると、実在庫と差が生じ、
また、製造する時に在庫品が正しく揃っていない場合も差は生じる。
在庫品を破損したのに未報告だったり、盗難、紛失のケースも考えられるが、
いずれにしても、倉庫係の管理体制がきちんと行われている事を確認することが目的。
2つ目は、財務会計的な意味。
帳簿上の在庫数と実在庫数に差異があれば棚卸差損(差益)が生じ、会社の利益を左右するため、帳簿のデータを棚卸の在庫数に合わせなければならない。

棚卸には、在庫の出し入れを停止し、一斉に行う一斉棚卸、何日かに分けて棚卸を順番に行なっていく循環棚卸の2種類がある。