生産管理のExcel必須スキル(関数編)
生産管理をしている以上、
Excelの業務からは逃れることはできません。
必ずExcelベースでの作業や
データの集計、整理という業務がついて回ります。
場合によっては、
一日のほとんどがExcel作業で終わってしまう。
なんていう人もいるかもしれません。
今回は、
知ってて当然、
使えて当然、
最低限の必須知識として、
押さえておくべきExcel関数をお伝えします。
もし、知らないものがあれば、
できるだけ早くマスターしておくことをオススメします。
目次
SUM
数値を合計するものです。
行や列の数字を合計するときに使います。
[Shift]+[Alt]+[=]
のショートカットキーで挿入できるようにしておきましょう。
AVERAGE
平均値を算出するものです。
例えば、
発注数や生産数が羅列されたデータに対して、
日当たり平均はいくつか?
というときにもよく使います。
ちなみに、
正しく計算するためには
空欄セルがあれば、0を入れる必要があります。
IF
条件に当てはまるかどうかを判定するものです。
例えば、
在庫が100個以上のものは〇、
100以下のものは×をつける、
といった使い方ができます。
これを使わないと、
いちいちフィルターで、
100以上を抽出して、〇を入力する、
みたいな作業になってしまいます。
VLOOKUP
表を縦方向に検索し、
特定のデータに対応する値を取り出す機能を持つ関数です。
例えば、
①製品番-在庫数というデータに
単価情報を載せたいときは、
②製品番-単価というデータを用意して、
①のデータに②の単価データを紐づけることができます。
そうして「製品番-在庫数-単価」というデータが完成します。
この関数はめちゃめちゃ使いますし、
知らないとすべて目視と手作業になってしまうので、
必ずマスターしておきましょう。
ちなみに、関数の最後に「FALSE」を
入れている人を良く見ますが、
「0」でも代替可能ですし、こっちの方が早いので
「0」を入れるようにしましょう。
=VLOOKUP(C2,B6:C12,2,FALSE)
ではなく
=VLOOKUP(C2,B6:C12,2,0)
SUMIF/SUMIFS
条件を満たすもののみを合算するというものです。
条件が1つの時はSUMIF、
条件が2つ以上のときはSUMIFSです。
例えば、生産計画のデータが
羅列しているところから、
生産ラインA、B,Cの
それぞれの合計台数が知りたいときに
これを使うことで、一発で計算できます。
COUNTUF/COUNTIFS
上記のSUMIFのカウント版です。
当てはまるものが何件あるのかを調べることができます。
例えば、在庫データに対して、
品番Aが何回登場したのかを
調べることもできますし、
条件を変えて、
在庫10個以下のモノが何点あったのか?
みたいな調べ方もできます。
ROUND (ROUNDUP/ROUNDDOWN)
四捨五入することができるものです。
例えば、生産計画を立てる際に、
110台を20稼働日で割ると5.5になるので、
計画が立てられませんが、
ROUND関数を使うと整数の6台にすることができます。
もちろんすべて6台にすると
110を超えるので
5台の日と6台の日が混在するように
計算していく必要があります。
IFERROR
これは少し応用編ですが、
エラーが出た時に、○○をするということができます。
例えば、Vloolup関数を使う際、
マッチするものがないとき、
「#N/A」というエラーが出てきて、
見栄えが悪いので、
エラーが出た時は空欄("")や「0」にするということができます
WORKDAY
稼働日ベースでの日付の算出や計算が容易にできます。
今日から土日を除いた30稼働日後はいつなのか、
祝日を除いて計算するなど、
業務で日付の計算をする際には非常に便利です。
終わりに
以上が生産管理でよく使う関数たちでした。
もちろん関数だけではなく、
ピボットテーブルやいろんなグラフ、
条件付き書式あたりも使えると仕事の効率化がぐっと進みますので、
ぜひ一つずつマスターしていってください。
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