安全在庫

  <用語>                

  安全在庫     

 読み:あんぜんざいこ
 別名:
発注から納品までに欠品が発生しない在庫量(予定手配量を加え、予定消費量を除外した量)のこと。
安全在庫量を求める式は以下のように定義される。

安全在庫量=安全在庫係数(※)×出庫量の標準偏差×√リードタイム

※安全在庫係数は欠品のリスク許容度を示すもので、欠品のリスクが1%の場合2.33、5%の場合1.65、10%の場合1.29となる。
係数が大きくなると、欠品のリスクが小さくなるが、抱える在庫数は増える。

MRPでの安全在庫の扱いは、大きく下記の2つに分けられる。
・発注の最初に安全在庫分を足す(引当計算の対象とする)
・引当計算開始の在庫数から安全在庫分を引く(引当計算の対象としない)

生産管理における在庫管理法の一つとして、単価が比較的低く、定期的に使用される部材に対しては、安全在庫を設定して手配を行うことが多い。